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2023年4月19日 輪旅レポート

輪旅レポート 奇跡の清流仁淀ブルーコース編

西日本最高峰、霊山石鎚山を源流にもつ奇跡の清流仁淀川。鮎漁、土佐和紙、酒造り、流域には今なお昔ながらの伝統文化が息づいている。”仁淀ブルー”と称えられるこの清流の魅力をサイクリングを通してお伝えいたします。

明治から昭和初期に建てられた住居郡と商店街が今なお残る旧池川町の町並み。少年少女が川へ飛び込む姿は夏の風物詩となっている。

こちらのコース―をご紹介してくださるナビゲーターは中越 康博さんです。

一年を通してサイクリングを楽しんでいる高知県生まれ高知市育ちの中越康博さん。ここ数年は仁淀川流域のサイクリングイベントでサポートライダーを務めたり、 リバークリーン活動にも参加されています。県内各地、名勝をたくさん走られてきた中で、仁淀川流域は高知県でも屈指のサイクリングスポットだという。中越さんが魅せられたその魅力についてざっくばらんに語ってもらいました。 

中越さんの2台目の愛車は自転車競技を国技とするベルギー生まれのブランドRIDLEY(リドレー)。モデル名は「FenixSL」

――スポーツバイクに乗り始めた経緯と自転車歴を教えてください。
昔から一度は乗ってみたいなぁと思っていました。ある日ふらっと立ち寄った自転車屋さんで運命的な出会いを感じ、1台目のロードバイクを購入し、僕のサイクリングライフがスタートしました。それから週末が来るたびに県内各地へ愛車と走りにいったり、自転車イベントにも出るようになりました。気がついたらあっという間に5年経っておりました。

――仁淀川流域を自転車で走る楽しみはなんでしょうか?
季節によって同じ場所でも見える景色が違うところです。例えば、仁淀川最下流の沈下橋は名越屋沈下橋というのですが、この周辺には春には桜が咲き誇る立派な並木通りがあります。季節が移り変わり、夏になるとたくさんの鮎釣り師、秋には山々の紅葉と田園風景、冬は運が良ければ雪が積もった里山の暮らしが見ることができます。今でも仁淀川流域には多くの人々が暮らしており、春夏秋冬、日々の暮らしの一端に触れられるのが非常に楽しいです。

仁淀川に浮かぶ川船と地元の漁師。鮎釣りする風景が夏の到来を知らせてくれる。

流域の山間部にある柳野の里。美しい水田が広がる。里山から引いた水で作られるお米は絶品。

――中越さんがローカルライダーとしてお勧めする隠れた名勝スポットを教えてもらえますか?
スタート地点の近くに波川公園という場所があるのですが、その付近に成山という場所があります。山頂にある展望公園からの景色は晴れていれば土佐湾、仁淀川、烏帽子山が一望できる隠れた名所です。また展望公園までの道のりは坂バカと呼ばれる山登りが大好きなサイクリストの方も大満足間違いないヒルクライム山道を登ることを楽しめる道です。

――最後に、読者の方へ一言メッセージをお聞かせください。
 高知県には自然豊かな場所がたくさんあります。中でも仁淀川流域は昔ながらの暮らしが今なお息づく素敵なエリアです。是非愛車と共に訪れてみてください。

今回紹介したコースはこちらです。
仁淀ブルーコース